知っておいて損はない、宴会の流れ

覚えておきたい、宴会のマナー

社会人になると、宴会の幹事を任されることも増えてきます。
学生時代の気楽な飲み会と違い、上司などの目上の方も出席されているでしょうから、何かと気を使わねばならないはずです。
いざという時に慌ててしまわないように、宴会の流れをしっかり飲み込んでおきましょう。
誰にどのタイミングで挨拶を頼むのかも、非常に重要なマナーです。
宴会をうまく切り盛りすることは、普段はあまり接点がない人にも自分を売り込むチャンスとなり得ますから、いい加減に考えずに、基本をしっかり押さえておくようにします。

重要なのは、挨拶の順番

上司や取引先の方がたくさんお見えになっていると、どうしても緊張しがちですが、難しく考える必要はありません。
あまり緊張すると却って悪酔いしてしまう原因になる場合もありますから、基本的な流れだけをポイントで押さえておけば充分です。
しかし、事前に出席者のデータを集め、どのように進行させれば最もスムーズかをシミュレーションしておくことは忘れないようにしましょう。
会社の宴会は、挨拶に始まり、挨拶に終わるのが基本となりますので、まずは開宴の挨拶です。
お集まり頂いたことに対する感謝、簡単な自己紹介などを述べたのち、出席者の中で一番上位にあたる人にはじめの挨拶をお願いしましょう。
ここではまだお酒は入っておらず、出席者は全員しっかりと耳を傾けるはずですから、開宴の挨拶は最も重要だと覚えておくといいですね。
ただし、あまり長い挨拶は無粋ですので、事前に3~5分程度でお願いしておけるとモアベターです。

法事の宴会にぴったりのお店

乾杯からお開きまでの流れ

次はいよいよ乾杯の音頭です。
集まった参加者の中で、3番目に上位にあたる方にお願いしましょう。
ちなみに2番目の上位の方には、締めの挨拶をお願いすることになります。
ただ、最近でははじめの挨拶をした方が、そのまま乾杯の音頭までとってくれる場合もあるようです。
また、締めの挨拶をお願いされると、ゆっくりお酒や料理を味わうことができなくなりますから、来賓ではなく、主催者側から人選することも忘れてはいけません。
ちなみに、会社の宴会は2時間ほどが目安となり、長くても2時間半ほどでお開きとすることが一般的です。
締めの挨拶が終わったら、閉会の挨拶を行いましょう。
2次会があるなら、その誘導もこのタイミングで進めます。
なにかと気遣いが多い幹事ですが、自分の株を上げるためにはまたとない機会ともなるでしょう。
出席者全員に満足してもらえるよう、細かい心配りともてなす気持ちを忘れないようにすることが、幹事の一番のお仕事かもしれませんね。